NPO法人どんまい

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2023年09月05日

利用者さんが望む生活をサポートしていくためには

 

朝晩涼しくなって、過ごしやすくなってきましたね。

 

訪問先の利用者さんのお宅には水槽がたくさん置いてあり、金魚やめだかをたくさん飼われています。1匹、1匹に名前がついていて、嬉しそうに紹介してくれますが、私には区別がつきません(;’∀’)。別の利用者さんはペットのお世話が出来なくなり、泣く泣く飼っていた犬を手放されました。ペットは大切な家族の一員で、癒しややすらぎを与えてくれる存在ですが、高齢化に伴いペットのお世話ができなくなる事例も増えているようです。現行の介護保険制度では原則として訪問介護ではホームヘルパーがペットのお世話をすることは認められていません。そのため認知症になり、ペットと一緒に入居できる施設へ入居する方もいらっしゃるようです。ですが、みんながみんなペットと暮らせる施設に入れるわけではないですよね。そうした問題を解消するために、混合介護という方法があるそうです。混合介護とは、介護保険が適用されるサービスと適用されない、サービスを組み合わせることで、時間と内容を明確に分ければ、一人のホームヘルパーが介護保険サービスの訪問介護業務と保険外のペットの世話ができるそうです。

 

 

ちなみに介護保険制度の訪問介護と障害者総合支援法における居宅介護はサービスの内容が少し異なる部分があります。居宅介護には介護保険にはないサービスとして育児支援があります。育児中の障がい者に対して必要だと認められた場合には、利用者の子供への食事、掃除、洗濯、通園や通学への送迎、子供の健康管理や発育の補助などの支援を行うことができます。

 

 

利用者さんが望む生活をサポートしていくためには、どんな制度があって、何が利用できるのか幅広い知識を持つことと、困ったときに相談できるネットワークが必要だと感じる今日この頃です。