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ブログ
2023年07月14日
気になってしかたがないシリーズ① アルバイト「敬語」?と「させていただきたがる人々」
こんにちは。どんまいハウスのTです。
みなさんは、何か気になってしかたがない、ってことありますか?
ワタシはたくさんあります。
まぁ、人生も60年近くになるといろいろありますよね。
それをおもむろに紹介していく「気になってしかたがないシリーズ」をお届けしようかと思いまして。
今日はその記念すべき?第1回です。
(。´・ω・)ん?…そんなの興味ないって?……まぁそう言わずに、このブログがワタシに回ってくるのは半年に1回ぐらいなので、お付き合いください。
最近、といってもここ15年ぐらいでしょうか。
とても日本語が気になって仕方がないんです。
いや、自分がちゃんと正しい日本語を使えていると言うつもりも、自信も、毛もないんですがね。
……毛は関係ないけど(^_^;A。
コンビニや飲食店の、あれは「マニュアル語」っていうんでしょうか、それとも「アルバイト敬語」と言ったらいいのでしょうか。
気になりませんか?
以前、とあるショッピングセンターの中にあるラーメン店でラーメンを注文して待っていたら、
「お待たせしました!〇〇ラーメンのほう、お持ちしました」ってお兄さんに言われまして。
「ほう」に違和感を感じていると今度は
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
あぁぁぁもう何か違和感で背中がムズムズしちゃいましてね。
これで終わりじゃありませんよ。食べ終えてお金を払いにレジに行くと、今度は別のお兄さんが
「ポイントカードのほう、よろしかったでしょうか?」
そういきなり言われて、本当に意味が分からず、頭の中に100個以上の???が浮かんで困りました(・_・;)。
最近は、例えば何かの会議に行ったり、テレビを見ていても違和感を感じる言葉が多くて変な感じです。
特に気になる言葉が、
さっきの
「◯◯のほう」
と、
「◯◯させていただく」
の2つですね。
「◯◯のほう」というのは、使っている人は使い出したら続けて何回も何回も「ほうほうほうほう」言うからね。
もうたまりません(^_^;A
「◯◯させていただく」と合わせ技で使われると、頭が変になりそう…。
司会のほう、務めさせていただきます
資料のほう、読まさせていただきます
こんな感じで連発されるとね、私の脳のほうがね、思考停止状態にならさせていただいてしまうんですよ、ほんまにヽ(-言-)ノキエーッ!!
「◯◯のほう」は、①方向や方角、②複数の選択肢がある場合にそのうちの1つを取り上げる場合に使います。
なので、「〇〇ラーメンのほう、お持ちしました」の「ほう」は必要ありませんね。
そういえば、昔、「消防署のほうから来ました」と言って消火器の押し売りをする業者のニュースがあったなぁ(笑)。
ちなみに「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」の「よろしかった」と過去形で聞く必要もないでしょう。
「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」ですよね。
ついでに、飲食店やコンビニでよく聞く店員さんの言葉で変だと思うのは他にもあります。
「〇〇になる」はものごとが変化する時に使う動詞。「こちら」が「ハンバーグ」に変化したわけではありません。
この場合は、できあがったものを丁寧に紹介しようとしているのだから、「ございます」が適切。
「〇〇から」は、「〇〇から〇〇まで」のように、一定の距離や幅を表す場合の出発点として使う言葉。
「1,000円からお預かりいたします」だと、「1,000円のうちから一部の金額を預かる」という意味になります。しかし、受け取ったのは1,000円そのものであり、一部ではないために間違い。「1,000円お預かりいたします」が正しい表現ですね。
……すみません……ここまで書いてきて、なんだか興奮してヽ(*`皿´*)ノキィィーってなってきてしまいました(苦笑)。
もう一つの世の中にあふれている「させていただく」のことも書こうと思ってましたが、次回にしますね(;^_^A。
今日はこのあたりで終わらせていただいてよろしかったでしょうか(笑)。
おあとがよろしいようでm(__)m
【参考文献】
・野口恵子著「バカ丁寧化する日本語 」(光文社新書)
・国立国語研究所編「日本語の大疑問-眠れなくなるほど面白いことばの世界」(幻冬舎新書)
・西出ひろ子監修 川道映里著「感じがいいと思われる敬語の話し方」(ナツメ社)