NPO法人どんまい

理事長あいさつ

理事長 谷本圭吾

NPO法人どんまいのホームページにお越しいただきありがとうございました。

当法人は精神障がい者の方が、地域で自分らしく生活できよう、共に暮らせる地域社会を目指して、その力の一つとなるべく、活動を続けてまいりました。

コロナ過の中、世の中は制限だらけの息苦しい生活が続いています。その中で、私たちは精神障がい者の方、弱い立場の方々が差別の下ますます生きにくい社会にならないよう、最大限努力していきたいと思っています。精神科病院に長期入院を余儀なくされている人たちが地域での生活を取り戻していくための地域移行事業も、面会、見学、外泊体験などもままならず、歩みが止まっている状態が続いています。コロナ過はまだまだ長期戦になる覚悟をし、できることを最大限進めていく所存です。

当法人は今年度設立15周年を迎えました。職員の人材育成にも力を注ぎ、切磋琢磨しながら、目標に向かって一丸となり進んでいきたいと思っています。

今後とも一層のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

2021年5月吉日

理事長谷本圭吾

設立趣旨

  1. 趣旨

    精神障害者に対する施策は、医療を中心とした施策から福祉施策へと転換がはかられておりますが、近々に施行されるであろう障害者自立支援法により大きな転換期が訪れたと考えられます。精神障害者の福祉施策といえば、この愛媛松山においても精神障害者が地域で生活をしていくための活動場所や住居、生活相談、サポートを含めた福祉サービス等については不十分というより、ほとんど選択肢がないといっていいくらい極めて貧困な状態と考えます。

    現在、病院、施設にて生活している障害者の方々(いわゆる社会的入院)の多くは、住居や福祉サービス等のサポート体制を整えることにより地域で生活をしていくことが可能になると考えられます。また現在地域で生活をしている障害者の方々の多くも仕事も求められず、仲間づくりや生きがいのある活動の場がないため、家からほとんど出られず、無為な生活を送っておられます。何かを利用しようと求めても現実には選択肢があまりに少ないのです。その方々が今まで奪われてきた自己選択、自己決定を尊重し、自分の生活を取り戻してもらう為に、活動の場、相談、サポートをできる場を各地域に充実させていくことが不可欠です。

    今まで私たちは障害者自らが精神障害者の患者会立として設立し、6年間運営を行ってきた精神障害者小規模作業所に対する支援、協力をしてきました。現在、会のメンバーの老齢化などにより、患者会での作業所運営の継続自体が困難になりつつあります。しかし現在もその作業所に毎日通所することをよりどころにして生活している人たちがたくさんいます。この数少ない社会資源をなくしてしまうわけにはいかないと考え、今回、協力者を呼びかけ、NPO法人どんまいを設立して、その運営を引き継ぎ、その事業を発展させていくことで、精神障害者だけでなく、さまざまな障害者への理解を推進し、地域福祉の向上に寄与したいと考えました。

    NPO法人どんまいは、次の活動を行います。

    1. 保険、医療または福祉の増進を図る活動、
    2. 以上の活動を行う団体の運営または活動に関する連携、助言又は援助の活動。

    このような活動を永続性をもって実践するためには、組織の確立性を社会に認知されることが必要であり、また地域での活動を発展させ、地域の理解を得ながら新たな展開を図るためにも任意団体ではなく、「特定非営利活動法人」格の取得が必要不可欠であるとの確信に基づき、設立を申請するものです。

  2. 申請に至るまでの経過

    20数年にわたり、活動を続けている精神障害者患者会が、昭和56年2月1日から自主活動として続けてきた古本屋を、みなし法人"松山精神障害者互助会「ごかい」"を設立運営団体として平成10年4月1日付で申請、精神障害者小規模作業所"へんな古本屋"として認可されました。楷書当初は、それまで通り、古本、リサイクル商品を各方面の協力者により無償提供して貰い、それを整理して、リサイクルショップを運営していく形をとっていました。その後、店だけでは通所者の要望に応えられなくなり、平成13年よりもう一箇所の作業場として、アパートの1F(現在の作業所住所)全部を借りました。そこを改装して内職作業を中心とした第2作業所として開設し、この2種類の作業場を一つの作業所として運営しています。

    しかし、設置団体である"松山精神障害者互助会「ごかい」"のメンバーも20数年の年月が過ぎ、老齢化が進み、最近では自らの生活を支えるのがやっとという状況が出てきたため、作業所の閉所の危機を迎えていました。このままでは閉所するしかないかとも考えましたが、ただでさえ数少ない社会資源をなくすことは、そこをよりどころにして生活をやっとつくりあげている通所者を放り出すことになります。そこで恒久的に施設を支え、かつ発展させていく団体として平成17年9月1日にNPO法人どんまいの設立準備会を立ち上げ、認証を受けるための申請をすることとしました。

    H17年10月6日

    NPO法人どんまい

    松山市白水台1丁目6番地4号

    設立代表者谷本圭吾

10周年記念事業

祝賀会の様子

H28年7月16日(土)NPO法人どんまい10周年記念祝賀会を開催いたしました。

これまでのどんまいの10周年のあゆみをDVDで観ていただいたり、利用者の気持ちを討論会で話をしてもらったりと盛りだくさんな内容でした。

また、関係機関並びに関係者の方々には多数のお祝いやメッセージをいただきありがたく思います。

総勢約230名の参加者の元盛大に10周年を祝う事ができました。

本日の受付!(今日一日笑顔で対応します♪)

受付横でどんまいクラブは自主製品を販売しました!

たくさんご購入ありがとうございました!

NPO法人どんまい理事長谷本圭吾の挨拶で、いよいよ開幕しました。

国際ホテル松山にてNPO法人どんまい10周年記念祝賀会を開催しました。

オープニングセレモニーで伊豫之国松山水軍太鼓保存会の方々に水軍太鼓を披露して頂きました。

とても迫力のある演奏でした。

NPO法人どんまいの10年間の歩みをDVDで鑑賞しました。

それぞれの事業所で特色のある物ができ、時折笑いも見られました。

各事業所のメンバーの方々に討論会に参加して頂きました。

今までの自分の歩んできた道やこれからの目標や夢について語り合いました。

どこのテーブルも笑顔で和やかに楽しい時間を過ごしていました!

日頃お世話になっている関係機関の方々からお祝いの言葉を頂きました。今回の10周年のDVD製作につきましてはNPO法人ぶうしすてむさんに大変お世話になりました。ありがとうございました!

皆様からのご協力をいただき、無事10周年記念祝賀会を開催することができましたことを心よりお礼申し上げます。

お忙しい中ご参加いただきました皆様、本当にありがとうごさいました。

今後ともより一層の連携と協力を賜り、松山圏域の精神保健福祉に貢献できるよう努めて参りたいと考えております。

今後ともNPO法人どんまいをよろしくお願い致します。

NPO法人どんまいスタッフ一同

NPO法人どんまい10周年記念誌

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