◆ 「知的障害者ケアホーム建設計画・町内会が反対運動」    愛媛新聞  2010年12月8日(水) ◆



「知的障害者ケアホーム建設計画・町内会が反対運動」

                                               愛媛新聞2010.12.8(水)

    北条の社会福祉法人が準備を進めてきた知的障害者のケアホーム建設が着工目前にして
地域の反対運動により頓挫しているとの記事。身につまされます。地域の反対にあうのは
何も障害者施設に限ったことではありません。老人関係施設、病院、学校などの建設には
常に地域との問題が浮かび上がります。「総論賛成、各論反対」が世の常で、「そういう
施設は大事なもので必要だよね!!・・・・・でもうちの隣はやめて」ということです。

 弱い立場の人たちも一緒に暮らしていける社会になろう、誰でもいつでも他人事ではなく
その立場になるかもしれない、他人事ではありません。ということはみんな頭ではわかっていても
現実感がない、というのがまだまだ現実でしょう。

 私もいろいろなところで私たちの活動の話をさせていただく機会があります。必ず言われるのは
「そんな人たちがいること、そんな世界があることを全然知らなかった…」という言葉です。

 私たちも作業所、ケアホームなど施設を作るときに一番気を使い、一番時間がかかるのが場所選定です。
しかし、その後、スタートしてからはほとんど地域での問題が起きたことはありません。

他の法人でもたまに問題が起きたりすることもあるようですが、すぐに対処することで解決できています。
むしろ、地域に溶け込んで生活できていることの方が多いと感じます。

 じっくり考えていかなければいけない、社会にとっても最も大事なことで、他人事ではなく
地域に住む人自身も、自分たちの問題だと思います。

                                                            (文責 谷本)





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